総務省統計局

  • 採用情報
  • リンク集
  • ご意見・お問合せ
  • サイトマップ
  • 文字サイズ等の変更
  • English
  • 採用情報
  • リンク集
  • ご意見・お問合せ
  • サイトマップ
  • 文字サイズ等の変更
  • English
  • ホーム ホーム
  • 実施中の調査 実施中の調査
    • 実施中の調査
    • 労働力調査
    • 家計調査
    • 小売物価統計調査
    • サービス産業動態統計調査
    • 個人企業経済調査
    • 科学技術研究調査
    • 経済センサス‐基礎調査
    • 家計消費状況調査
    • 家計消費単身モニター調査
    • サービス産業動向調査
    • 事業所・企業照会
  • 統計データ 統計データ
    • 統計データ
    • 分野別一覧
    • 50音順一覧
    • 政府統計公表・提供状況
      (府省別)(政府統計の
      総合窓口へリンク)
    • 公表スケジュール
    • 公表期日前統計情報等を
      共有する者の範囲(PDF)
    • 統計トピックス
    • 品質管理への取組
    • 統計表一覧(Excel集)
    • 統計メールニュース
    • 結果の利用案内
  • よくある質問 よくある質問
    • よくある質問TOP
    • 統計データの入手先に
      関する問い合わせ
    • 統計局等が作成する統計のQ&A
  • 統計研究研修 統計研究研修
    • 統計研究研修TOP
    • 統計研究研修所について
    • 統計研究
    • 統計研修
    • 統計研究研修所リンク集
    • 統計研修受講記
    • 所在地・交通案内
  • 広報・募集 広報・募集
    • 広報・募集TOP
    • 広報資料
    • 報道発表資料
      (調査結果の公表を除く)
    • パブリックコメント
    • 国際協力
    • 匿名データの作成・提供
      及びオーダーメード集計
    • 採用情報
    • 調達情報
    • 東日本大震災関連情報

  • 組織紹介 組織紹介
    • 組織紹介TOP
    • 日本の未来をつくる
      「統計」‐統計局等業務
      案内
    • 統計調査等業務の業務
      ・システム最適化と
      政府統計共同利用システム
    • 統計局の使命と行動指針
    • 統計センターと
      独立行政法人評価について
    • 統計局のイメージデザイン
    • 所在地・交通案内

閉じる
  • ホーム
  • インフォメーション
  • 広報資料
  • 統計Today 一覧
  • 統計Today No.132

ここから本文です。

統計Today No.132

統計地図でみる外国人人口
〜平成27年国勢調査の結果からわかる外国人人口の地域分布〜

総務省統計局統計調査部調査企画課地理情報室長  浅川  智雄

 

 近年、日本全国のいたるところで、多くの外国人観光客の姿が見られ、新聞、ニュースなどでも、各地の外国人観光客の増加が報じられています。一方、日本に住んでいる外国人人口について、平成27年国勢調査の結果では、175万2千人で総人口に占める割合は1.4%となり、22年に比べ10万4千人、6.3%も増加しました。
 都道府県別に見ると、総人口の多い首都圏を始めとする3大都市圏の都府県で外国人人口が多く、また、各地域の総人口に占める外国人の割合も大きいことが、平成28年10月に公表した 「人口等基本集計結果」(PDF:2,190KB)で報告されています。
 さらに、地域別に細かく見ると、外国人は、どんな地域に多く住み、また、増加しているのか、市区町村別や更に細かな小地域の統計データ(町丁・字等注別集計及び地域メッシュ統計)とともに、統計データと地理情報を統合した統計地図を用い、東京都特別区を中心に特徴的な地域を見てみます。
 (注) 町丁・字等は、おおむね市区町村内の「△△町」、「〇〇2丁目」、「字□□」などの区域に対応しています。

市区町村別に見た外国人人口

 平成27年国勢調査の外国人人口を市区町村別に見ると、外国人人口2万人以上の地域が6市区あり、最も多い東京都新宿区(30,506人)から5番目までが東京都の特別区の地域になっています。次いで6番目の地域に埼玉県の川口市が続いています。(表1)

 

表1 市区町村別 外国人人口上位の地域(外国人人口2万人以上)

市区町村別 外国人人口上位の地域(外国人人口2万人以上)
画像をクリックすると表が表示されます(エクセル:37KB)

 

 市区町村のような行政地域別の人口のデータを見る場合には、まず、実数によって総量を把握することが重要です。しかし、地図により地域間比較を表す場合には各地域の面積の大小等による影響があり、注意が必要です。一般には、面積当たりの人口を表した人口密度で比較することが行われますが、ここでは、各地域の総人口に占める外国人の割合によって表します。外国人の人口上位の特別区で見ると、1位の新宿区が割合でも9.2%と最も高く、次に3位の豊島区が7.7%と2番目に高い割合になっています。(表1、図1)

 

図1 外国人人口の総人口に占める割合階級区分地図(東京都特別区及び周辺地域)

外国人人口の総人口に占める割合階級区分地図(東京都特別区及び周辺地域)

 

 図1の階級区分地図を見ると、外国人人口が上位の市区のほかに、港区、台東区、荒川区、蕨市でも外国人の割合が高いことが分かります。

 

小地域(町丁・字等)別にみた外国人の地域分布

日本で最も外国人人口の多い新宿区

 次に、全国で最も外国人人口の多い新宿区を町丁・字等別にみると、図1で見た外国人の地域分布が一様でなかったように、新宿区の中でも濃淡があることが階級区分地図で分かります。(図2)

 

図2 町丁・字等別外国人人口の総人口に占める割合階級区分地図(新宿区)

町丁・字等別外国人人口の総人口に占める割合階級区分地図(新宿区)

 

 図2で見るとおり、JR大久保駅及びJR新大久保駅周辺の地域に外国人の割合が高い地域が集まっています。また、JR高田馬場駅周辺でも高いことが分かります。大久保駅及び新大久保駅の近くには、韓国料理や多国籍料理の飲食店が多いことで有名ですが、外国人を対象とした日本語教育機関も、これらの地域に多く存在しており、従来から外国人が多く集まる地域であることが知られています。外国人の人口については、統計データにより客観的に把握し、また、統計地図に表すことにより、地理的な位置関係が一目で分かります。
 平成27年国勢調査では、新宿区の町丁・字等の小地域の区分は、およそ150あります。これを表と文章だけで地域相互の地理的な位置関係を示すのは簡単ではありませんが、統計地図で表現することによって可視化され、地域の情報に詳しくない人でも容易に理解することが可能となります。

 

川口市の外国人人口の増加と増加率

 次に、市区町村別にみて、外国人人口が、6番目に多い埼玉県川口市に注目してみます。川口市の平成27年国勢調査の外国人人口は、2万人を超え、全国で最も外国人が多い市になります。特に、注目されるのは、外国人人口の増加数と増加率で、22年からの増加数は、6,978人、増加率が51.5%となっており、外国人人口が全国で1位の新宿区の増加数及び増加率を大きく上回っています。(表1)
 町丁・字等別の区分ごとに外国人人口の地域分布をみるとJR蕨駅に近い芝園町が最も多く、総人口4,919人のうち外国人人口が2,216人となっています。芝園町全体の人口のうち45%と半数近くを外国人人口が占めています。次いで、JR西川口駅に近い各地域が外国人人口の実数とともに割合も高いことが分かります。(表2、図3)

 

表2 川口市の町丁・字等別外国人人口

川口市の町丁・字等別外国人人口
画像をクリックすると表が表示されます(エクセル:33KB)

 

図3 町丁・字等別外国人人口の総人口に占める割合階級区分地図(川口市)

町丁・字等別外国人人口の総人口に占める割合階級区分地図(川口市)

 

地域メッシュ統計でみた外国人の分布

 平成27年国勢調査による地域メッシュ統計(※)の結果から、1/4(250m)地域メッシュのデータを鉄道及び駅に重ね合わせてみると、川口市周辺の外国人の人口が蕨駅近くの芝園町付近と西川口駅付近に集中している状況がよくわかります。(図4)

 

図4 地域メッシュ統計による蕨駅、西川口駅周辺の外国人人口の階級分布(1/4(250m)地域メッシュ)

地域メッシュ統計による蕨駅、西川口駅周辺の外国人人口の階級分布(1/4(250m)地域メッシュ)

 

 最後に、東京都特別区及び周辺地域について、基準(1km)地域メッシュによる外国人人口の階級区分地図を見てみます。地域メッシュ統計は隣り合う一つ一つの区域の面積が、ほぼ同一であるため、比較する範囲によっては、特に標準化することなく地域の比較ができる長所があり、一辺が概ね1kmごとの基準地域メッシュの人口の階級によって、新宿区、豊島区を始めとする各地域に外国人人口の多い地域が一目で分かります。(図5)
 また、この地図からは、埼玉県川口市が、東京都特別区の北部に接していること、川口市内の鉄道の駅からは、池袋、新宿及び渋谷の副都心方面と上野駅を経由して、東京駅方面の都心方面の両方向に乗換えすることなく直接行ける交通の便の良い地域であることが地図から見て取れます。(図5)

 

図5 地域メッシュ統計による東京都特別区及び周辺地域の外国人人口の階級分布(基準(1km)地域メッシュ)

地域メッシュ統計による東京都特別区及び周辺地域の外国人人口の階級分布(基準(1km)地域メッシュ)

※「地域メッシュ統計」とは、緯度・経度に基づき地域を隙間なく網の目(Mesh)の区域に分けて、統計データをそれぞれの区域に対応(同定)させたもので、地域の実態をより詳細に、かつ同一の基準で把握し、地域間の比較や時系列比較など異なる統計結果を統一の条件で分析できる特徴があります。
 平成27年国勢調査の地域メッシュ統計では「その1」人口等基本集計に関する編成(人口、世帯)を平成29年6月に公表しており、その後「その2」人口移動集計及び就業状態等基本集計に関する編成、「その3」従業地・通学地集計及び世帯構造等基本集計に関する編成を行い、平成30年3月に公表しています。
 概要については地域メッシュ統計の概要を参照。

 

まとめ

 日本の人口は、平成27年国勢調査で初めて減少し、今後、減少していくことが予測されています。一方で、外国人人口は相対的な増加が予測されます。本稿では、東京都特別区を中心に外国人人口の多い地域を見てきましたが、全国の各地には、上記以外にも相対的に外国人人口の大きい地域があり、今後も、その増大が想定されます。
 本稿のデータは、全て「政府統計の総合窓口(e-Stat)」から入手可能なデータです。また、外国人人口以外にも多様な集計項目がありますので、地域計画を始めとする地域政策、また独自のデータと組み合わせて行う商圏分析等、様々な地域分析に御利用いただけたら幸いです。

 

(平成30年8月10日)

 

バック ホーム

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

ページの先頭へ戻る

〒162-8668 東京都新宿区若松町19番1号 電話 03-5273-2020(代表)
©1996 総務省(法人番号2000012020001)統計局
  • 所在地・交通案内
  • サイトの利用について