統計の歴史トリビア

昔の統計の雑学を紹介します。

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第一回国勢調査で一番多かった職業はなに?

大正9年(1920年)には半数以上の国民が農業


大正9年国勢調査による職業別本業者に係る統計によると、農業が本業者全体の51.6%と圧倒的に多く、過半数を占めています。第二位は工業で19.4%、第三位は商業で11.6%となっています。
なお、この調査の際の「農業」のカテゴリーには、農作以外に、造園、園芸、牧畜、養鶏、養蚕、林業、狩猟なども含まれます。

写真:国勢調査申告書

第二位が工業となっているのは、大正3年(1914年)から大正7年(1918年)まで続いた第一次世界大戦とその後の復興のために、様々な製造業が発達したためと思われます。

                        

職業別本業者の割合(%)

大正9年国勢調査による職業別本業者の割合を示したグラフです。農業が本業者全体の51.6%と圧倒的に多く、過半数を占めています。第二位は工業で19.4%、第三位は商業で11.6%となっています。