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昭和35年(1960年)第9回 国勢調査 コンピュータの登場
調査事項として、工業化の進行に伴い激化した人口移動を解明するための1年前の常住地、通勤・通学人口や昼間人口を把握するための従業地・通学地に関する事項、収入源の多様化に伴い家計の収入の種類などが加わりました。
また、日本で初めての大型事務用コンピュータIBM705が統計局に導入され、詳細な集計結果の充実が図られました。
特に、市町村合併に伴う旧市街地の人口を解明する人口集中地区の集計や昭和30年(1955年)ごろから始まった世帯の細分化に伴う家族構成を解明するための世帯集計に活躍しました。
第9回 国勢調査のポスター
第9回 国勢調査に使用したIBM705型電子計算機の磁気コアメモリ
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