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計算機(統計博物館)
PCSは、分類や加減算には機能的に有効でしたが、乗除算に弱いという制約がありました。
このため、主として乗除算により結果表を作成する統計調査の集計業務は、計算道具を用いた人手による製表を行わざるを得ませんでした。
これらの業務はその後、電子計算機で行うようになりましたが、こうした電子計算機導入以前に大きな役割を果たしたものが手動・電動の計算機です。
- マーチャント計算機(左端):大正14年に購入されたアメリカ製の手動計算機で、主に乗除算に使用。
- ダルトン計算機(中央):アメリカ製の加算印刷機【購入年代不明】
- タイガー電動式計算機(右端):昭和3年頃に購入された全自動計算機(S/N 53)で、主に乗除算に使用。
