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3.高齢者の就業
高齢者の就業者数は、12年連続で増加し、730万人と過去最多
就業者総数に占める高齢者の割合は、11.4%と過去最高
平成27年の高齢者の就業者数は、12年連続で増加し、730万人と過去最多※)となっています。
また、平成27年の高齢者の就業率は、男性が30.3%、女性が15.0%となっています。このうち、65〜69歳の就業率は、男性が52.2%、女性が31.6%といずれも前年より高くなっています。(図4、図5) ※)比較可能な昭和43年以降
15歳以上の就業者総数に占める高齢者の割合は11.4%と、過去最高※)となっています。(図6)
※)比較可能な昭和43年以降
日本の高齢者の就業率は、主要国で最高
主要国における高齢者の就業率を10年前と比較すると、カナダは+4.9ポイント、イギリスは+3.8ポイント、アメリカは+3.7ポイント上昇しています。日本は+2.3ポイント上昇し、高齢者の就業率は21.7%となっており、主要国の中で最も高い水準にあります。(図7)
高齢雇用者の7割超は非正規の職員・従業員
「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最多の理由
平成27年の就業者のうち、雇用されている者は役員を除いて5284万人であり、うち高齢者(以下「高齢雇用者」といいます。)は360万人と、役員を除く雇用者全体の6.8%を占めています。
また、雇用されている5284万人について、正規・非正規の別をみると、正規の職員・従業員が3304万人、非正規の職員・従業員が1980万人となっています。このうち、高齢雇用者の非正規の職員・従業員は267万人と、高齢雇用者の74.2%を占めています。(図8)
高齢雇用者について雇用形態別の内訳をみると、パート・アルバイトが49.7%と最も高く、次いで正規の職員・従業員が25.8%、契約社員が9.2%などとなっています。(図9)
雇用形態が非正規の職員・従業員の高齢雇用者について、現在の雇用形態についた主な理由別にみると、「自分の都合のよい時間に働きたいから」が31.7%と最も高く、次いで「家計の補助・学費等を得たいから」が20.1%、「専門的な技能等をいかせるから」が14.9%などとなっています。(図10)
◆「労働力調査」の詳しい結果は、こちら(http://www.stat.go.jp/data/roudou/index.htm)を御覧ください。