ここから本文です。
4.高齢者の暮らし
ICTを活用する高齢者が増加
二人以上の世帯について、世帯主の年齢階級別にインターネット接続料注)の年間支出金額を平成27年とその5年前の平成22年との増減(差)を比較すると、増加幅が最も大きいのは60〜69 歳の世帯(5,305 円の増加)で、次いで70 歳以上の世帯(4,027 円の増加)などとなっています。(図11)
インターネットの利用率について、通信利用動向調査から利用者の年齢階級別に5年前と比較すると、70〜79 歳が14.3 ポイント増と最も大きく、次いで60〜69 歳が12.2 ポイント増などとなっており、ICT の活用する高齢者が増えていることがうかがえます。(図12)
◆「通信利用動向調査」の詳しい結果は、こちら(http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html)を御覧ください。
健康に気を配り、趣味を楽しむ高齢者
二人以上の世帯について、世帯主の年齢階級別に国内旅行や海外旅行などの「パック旅行費」の年間支出金額をみると、世帯主が65 歳以上の高齢者世帯が年間6万円を超え最も高く、最も低い25〜34歳の世帯に比較して約2倍となっています。「園芸用植物、園芸用品」、カルチャースクール等の月謝の一部などを含む「他の教養的月謝」も高齢者世帯の支出金額が最も高くなっています。
また、サプリメントなどの「健康保持用摂取品」についてみると、世帯主の年齢が高くなるほど年間支出金額が高くなっており、高齢者世帯の支出金額は25〜34 歳の世帯の金額の約6倍となっています。(図13)
このように、健康管理に気を配りながら、旅行や趣味を楽しむ高齢者のすがたが見て取れます。