ここから本文です。
5.国際比較でみる高齢者
日本の高齢者人口の割合は、世界で最高
2018年の高齢者の総人口に占める割合を比較すると、日本(28.1%)は世界で最も高く、次いでイタリア(23.3%)、ポルトガル(21.9%)、ドイツ(21.7%)などとなっています。(表7、図20)
なお、前述のとおり日本の女性の高齢者が初めて2000万人を超えましたが、女性の人口に占める高齢者の割合(31.0%)は、世界の女性の人口に占める高齢者の割合(9.9%)の3倍以上となっています。
高齢者の総人口に占める割合の推移をみると、各国とも上昇傾向となっています。(図21)
日本の高齢者の就業率は、主要国で最高
主要国における高齢者の就業率を10年前と比較すると、カナダは+4.9ポイント、イギリス、ドイツ及び日本は+3.3ポイントと、各国共に上昇しています。2017年の日本の高齢者の就業率は23.0%となっており、主要国の中で最も高い水準にあります。(図22)