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1 一般飲食店の特色
1事業所当たりの収入額が1億円を超えるハンバーガー店
事業所数の最も多い「一般飲食店」の内訳を産業小分類別にみると,事業所数の構成比では,「喫茶店」が19.9%と最も多く,次いで「一般食堂」が17.8%,「中華料理店」が14.5%となっており,この3分類で「一般飲食店」全体の50%を超えている。
また,収入額の構成比では,「一般食堂」が17.3%と最も多く,次いで「日本料理店」が15.6 %,「中華料理店」が14.0%となっている。
1事業所当たりの収入額をみると,「ハンバーガー店」が1億41万円と最も多く,次いで「西洋料理店」が5743万円,フライドチキン店などの「他に分類されない一般飲食店」が5436万円,「日本料理店」が5431万円,「焼肉店(東洋料理のもの)」が4850万円,「すし店」が4159万円,韓国料理店などの「その他の食堂,レストラン」が4080万円となっており,「一般飲食店」全体の1事業所当たりの収入額(3486万円)より多い。
特に「ハンバーガー店」は事業所数が「一般飲食店」全体の1.2%であるのに対し,収入額は「一般飲食店」全体の3.5%となっている。なお,「ハンバーガー店」の経営組織をみると,「会社」の占める割合が95.8%と極めて高い。