ここから本文です。
家計調査平成12年年報の概況
(3)可処分所得の格差はわずかに縮小
可処分所得は,第I階級で277,678円,第V階級で723,586円となった。
対前年実質増加率をみると,第I階級から第V階級までそれぞれ(-)0.4%,(-)3.1%,(-)3.4%,(+)0.6%,
(-)1.1%と第IV階級以外の年収階級で減少となった。
なお,可処分所得の第I階級に対する第V階級の格差は2.61倍となり,前年の2.62倍に比べわずかに縮小した(図17,表12)。
(4)消費支出は第I階級を除いて減少
消費支出は,第I階級で229,465円,第V階級で488,947円 となった。
対前年実質増加率をみると,第I階級から第V階級までそれぞれ (+)2.4%,(-)0.3%, (-)2.3%,(-)1.6%, (-)0.2%と第I階級以外の年収階級で減少となり,第III階級の減少幅 が最も大きくなった(表12)。
(5)平均消費性向は第IV階級を除き上昇
平均消費性向は,第I階級で82.6%,第V階級で67.6%となった。
前年と比較すると,第IV階級以外の年収階級で上昇した(図19,表12)。