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(2)非消費支出はすべての年収階級で減少
非消費支出は,第I階級で36,961円,第V階級で165,593円となった。
対前年名目増加率をみると,第I階級から第V階級までのすべての年収階級で減少となった。
実収入に対する非消費支出の割合は,第I階級から第V階級までそれぞれ11.7%,13.3%,14.9%,15.9%,18.6%となった。これを前年と比較すると,第I階級,第II階級及び第V階級は
同水準,第IV階級は低下したが,第III階級は上昇した。
非消費支出の内訳の対前年名目増加率をみると,勤労所得税は,第I階級から第V階級までそれぞれ(-)6.7%,(-)6.0%,(-)6.6%,(-)2.6%,(-)1.1%とすべての年収階級で減少となった。また,個人住民税も,第I階級から第V階級までそれぞれ,(-)4.0%,(-)3.2%,(-)6.9%,(-)12.3%,(-)7.1%とすべての年収階級で減少となった。
なお,非消費支出の第I階級に対する第V階級の格差は,4.48倍となり,前年の4.51倍に比べ0.03ポイント縮小した(図18,表12)。