経済センサスとは?
経済センサスとは、事業所及び企業の経済活動の状態を明らかにし、我が国における包括的な産業構造を明らかにするとともに、事業所・企業を対象とする各種統計調査の実施のための母集団情報を整備することを目的とした調査です。
経済センサスは、事業所・企業の基本的構造を明らかにする「経済センサス‐基礎調査」と事業所・企業の経済活動の状況を明らかにする「経済センサス‐活動調査」の2つから成り立っています。
経済センサスにより作成される経済構造統計は、国勢統計(国勢調査)、国民経済計算に準ずる重要な統計として、「統計法」(平成19年法律第53号)という法律に基づいた基幹統計に位置付けられています。
経済センサス−活動調査とは?
経済活動の多角化に合わせて平成24年にスタートした新しい調査で、総務省・経済産業省・都道府県・市区町村が行っています。
経済センサス−基礎調査との違いは?
令和元年度に実施した「基礎調査」は、事業所・企業の属性など、基本的な事項の把握に重点を置いたものです。
このたびの「活動調査」は、売上・費用、設備投資など、企業の経済活動に重点を置いたものとなります。
調査結果から何がわかるの?
企業産業大分類別売上高の構成比
2015年(平成28年活動調査)
都道府県別事業所数及び従業者数
2012年(平成24年活動調査結果)と
2016年(平成28年活動調査結果)との比較
このように、産業分類別、地域別に
集計することにより、
経済活動の状況を把握することができ、
日本全体の経済活動の変動や動向が
明らかになります。
調査結果はどのように利用されているの?
「経済センサス」の調査結果は、国及び地方公共団体における行政施策の立案や、民間企業における経営計画の策定など、社会経済の発展を支える基礎資料として広く活用されています。
各種法令に基づく利用及び各種政策立案のための利用
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・地方消費税の都道府県間の清算を行うための基礎資料
・商店街等の活性化の目標値及び実績数値
・人口減少問題対策における基礎資料
・地域防災計画のための基礎資料
・鉄道等交通インフラ整備の基礎資料
民間における利用
- 地域ごとの既存店舗の状況を把握するなど、新規店舗の出店計画のための基礎資料
国民経済計算、産業連関表及び白書等における利用
- GDP統計作成の最も重要な基礎資料
各種統計調査の母集団情報としての利用
- 国や地方公共団体が行政施策を立案するために実施する各種統計調査の母集団情報として利用