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平成20年1月25日 |
2008年3月にカンボジアで国勢調査実施―総務省が技術支援 |
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カンボジアでは、2008年3月3日現在で、国勢調査の実施を予定しています。この国勢調査は、内戦終了後、1998年以来10年ぶり2回目となるものです。総務省を始めとする我が国政府は、独立行政法人国際協力機構(JICA)による「カンボジア国政府統計能力向上計画」に参画し、2005年から2010年までの5年計画で、専門家派遣、研修員受入れ等の技術協力を中心に、この国勢調査の実施を支援しています。カンボジアの多くの政府統計調査は、国勢調査の結果を基に調査を実施していることから、この支援により、カンボジアの国勢調査の結果精度のみならず、多くの政府統計の精度が、より一層改善されるものと期待されています。併せて、この改善された政府統計が、カンボジア政府の効果的な政策の立案に資するものと期待されています。 また、2008年1月、カンボジアの首都プノンペンに、我が国が供与した資金で建設されたカンボジア計画省統計局の新庁舎(通称:統計センター)が完成し、同省の統計局の一部を始めとして、統計研修所、統計図書館、統計刊行物サービスセンターなどが移転しました。この新しい統計センターの完成により、国勢調査や各種統計調査の集計から分析、結果提供までの一連の作業と、カンボジア各省庁や地方の統計職員の研修が、より一層効率的かつ円滑に進むと期待されています。 2008年1月14日には、カンボジア側からサー・ケン副首相、我が国側から秋葉賢也総務大臣政務官らの臨席の下、この統計センターの竣工式が開催されました。 |
(竣工式におけるサーケン・副首相(左)と秋葉賢也総務大臣政務官(右))![]() |
人口:約1400万人 世帯数:約315万世帯 調査員:約2万9千人 調査方法:調査員が世帯から調査事項を聞き取り調査票に記入 調査票の入力:PC(100台)を利用した人手による入力 調査結果の公表予定:速報 2008年7月、確報 2009年7月 世帯数:4957万世帯 調査員:83万人 調査方法:世帯の者が調査票に直接記入 調査票の入力:OCR(自動文字読取装置) |
(建設されたカンボジア統計センター)![]() |
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