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3 貯蓄・負債
(1) 貯蓄の状況
勤労者世帯の1世帯当たり貯蓄現在高は1204万円で,平成11年と比べると2.1%の増加となっており,増加率は調査開始以来最も低くなっている。
貯蓄年収比は161.3%で,平成11年と比べると14.4ポイントの上昇となっている。(図II -4,表II -4)
図 II -4 年間収入及び貯蓄現在高の推移(勤労者世帯)
表 II -4 年間収入及び貯蓄現在高の推移(勤労者世帯)
(2) 負債の状況
勤労者世帯の1世帯当たり負債現在高は700万円となっている。平成11年と比べると12.6%の増加となっており,全世帯平均の増加率(3.0%)を上回っている。また,負債年収比(負債現在高の年間収入に対する比)は93.8%となっており,平成11年(77.4%)と比べると16.4ポイント上昇している。
負債現在高のうち,住宅・土地のための負債は644万円となっており,負債現在高の92.0%を占めている。
なお,住宅・土地のための負債保有率(住宅・土地のための負債を保有している世帯の割合)は41.8%となっており,平成11年(39.8%)と比べると2.0ポイント上昇している。(図II-5,表II-5)
図 II -5 年間収入及び負債現在高の推移(勤労者世帯)
表 II -5 年間収入及び負債現在高の推移(勤労者世帯)