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2 平均消費性向,黒字率の状況
勤労者世帯の平成16年9月〜11月の平均消費性向(可処分所得に占める消費支出の割合)は79.7%であった。平均消費性向の推移をみると,昭和49年から平成11年まで,一貫して低下していたが,16年(79.7%)は,昭和44年以来の上昇となっている。
また,1世帯当たりの黒字(可処分所得-消費支出)をみると,平成16年は1世帯当たり86,301円で,黒字率(可処分所得に占める黒字の割合)は20.3%となっている。
黒字のうち金融資産純増は42,172円で,金融資産純増率(可処分所得に占める金融資産純増の割合)は9.9%となっており,平成11年の12.5%から2.6ポイント低下している。
なお,土地家屋借入金返済(住宅ローン返済)は31,151円で,土地家屋借入金返済率(可処分所得に占める住宅ローン返済の割合)は7.3%となっており,平成11年の6.0%から1.3ポイント上昇している。(図II -3,表II -3)
図II -3 平均消費性向及び黒字率の推移(勤労者世帯)
表II -3 平均消費性向及び黒字率の推移(勤労者世帯)