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1.高齢者の人口
高齢者人口は3384万人、総人口に占める割合は26.7%と共に過去最高
80歳以上人口が初めて1000万人を超える
65歳以上の高齢者(以下「高齢者」といいます。)人口は3384万人(平成27年9月15日現在推計)で、総人口に占める割合は26.7%となっています。前年(3295万人、25.9%)と比べると、89万人、0.8ポイント増と大きく増加しており、人口、割合共に過去最高となりました。
男女別にみると、男性は1462万人(男性人口の23.7%)、女性は1921万人(女性人口の29.5%)と、女性が男性より459万人多くなっています。
人口性比(女性100人に対する男性の数)を年齢3区分別にみると、0〜14歳では105.0、15〜64歳では101.9と男性が多いのに対し、65歳以上では76.1と女性が多くなっており、また、70歳以上では70.0、75歳以上では63.0、80歳以上では54.0となっています。
年齢階級別にみると、70歳以上人口は2415万人(総人口の19.0%)で、前年と比べ33万人、0.3ポイント増、75歳以上人口は1637万人(同12.9%)で、47万人、0.4ポイント増となりました。また、80歳以上人口は1002万人(同7.9%)で、前年と比べ38万人、0.3ポイント増となり、初めて1000万人を超えました。(表1)
高齢者の総人口に占める割合をみると、昭和25年(4.9%)以降一貫して上昇が続いており、60年に10%、平成17年に20%を超え、27年は26.7%となりました。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、第二次ベビーブーム期(昭和46年〜49年)に生まれた世代が65歳以上となる平成52年(2040年)には、36.1%になると見込まれています。(図1、表2)
日本の高齢者人口の割合は、主要国で最高
主要国の中で高齢者の総人口に占める割合を比較すると、日本(26.7%)が最も高く、次いでイタリア(22.4%)、ドイツ(21.2%)などとなっています。これを平成52年(2040年)の将来推計値でみても、日本(36.1%)が最も高く、次いでイタリア(33.8%)、ドイツ(31.3%)などとなっており、我が国の高齢者人口の割合は、主要国の中でも、今後とも高い水準で推移すると推計されています。(図2)
◆「人口推計」の詳しい結果は、こちら(http://www.stat.go.jp/data/jinsui/index.htm)を御覧ください。