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1.高齢者の人口
総人口が減少する中で、高齢者人口は3617万人と過去最多
総人口に占める割合は28.7%と過去最高
我が国の総人口(2020年9月15日現在推計)は、前年に比べ29万人減少している一方、65歳以上の高齢者(以下「高齢者」といいます。)人口は、3617万人と、前年(3587万人)に比べ30万人増加し、過去最多となりました。総人口に占める割合は28.7%と、前年(28.4%)に比べ0.3ポイント上昇し、過去最高となりました。
男女別にみると、男性は1573万人(男性人口の25.7%)、女性は2044万人(女性人口の31.6%)と、女性が男性より471万人多くなっています。
人口性比(女性100人に対する男性の数)をみると、15歳未満では105.0、15〜64歳では102.7と男性が多いのに対し、65歳以上では77.0と女性が多くなっています。
年齢階級別にみると、いわゆる「団塊の世代」(1947年〜1949年生まれ)を含む70歳以上人口は2791万人(総人口の22.2%)で、前年に比べ、78万人増(0.7ポイント上昇)となりました。また、75歳以上人口は1871万人(同14.9%)で、前年に比べ、24万人増(0.3ポイント上昇)、80歳以上人口は1160万人(同9.2%)で、36万人増(0.3ポイント上昇)となりました。(表1)
総人口に占める高齢者人口の割合の推移をみると、1950年(4.9%)以降一貫して上昇が続いており、1985年に10%、2005年に20%を超え、2020年は28.7%となりました。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、第2次ベビーブーム期(1971年〜1974年)に生まれた世代が65歳以上となる2040年には、35.3%になると見込まれています。(図1、表2)
日本の高齢者人口の割合は、世界で最高
2020年の高齢者の総人口に占める割合を比較すると、日本(28.7%)は世界で最も高く、次いでイタリア(23.3%)、ポルトガル(22.8%)、フィンランド(22.6%)などとなっています。(表3、図2)
高齢者の総人口に占める割合の推移をみると、各国とも上昇傾向となっています。(図3)
- 詳しい結果は、以下のホームページを御覧ください。