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令和4年11月16日
総務省
統計トピックスNo.133
統計からみたサッカーの状況−「2022FIFAワールドカップ」にちなんで−
(社会生活基本調査の結果から)
本年11月20日から12月18日にかけて「2022FIFAワールドカップ」がカタールで開催されます。そこで、今年8月に公表した令和3年社会生活基本調査の結果から、我が国のサッカーを行った人の状況について紹介します。
【用語】
- 行動者数…過去1年間(2020年10月20日から2021年10月19日まで)に該当する種類の活動を行った人(10歳以上)の数
- 行動者率…10歳以上人口に占める過去1年間に該当する種類の活動を行った人の割合(%)
1 スポーツ全体からみて
「サッカー」の行動者数は533万9千人。
「サッカー」の行動者率は2001年以降おおむね6%前後で推移したが、2021年は4.7%に低下
「スポーツ」※1を種類別にみると、「サッカー(フットサルを含む)」(以下単に「サッカー」といいます。)の行動者数は533万9千人となっており、行動者率は4.7%となっています。
また、「サッカー」の行動者率の推移をみると、Jリーグが開幕した1993年直後の1996年は7.4%となっていましたが、2001年から2016年までは6%前後とおおむね横ばいで推移した後、2021年は5年前より1.3ポイント低下しています。(図1、図2)
図1 「スポーツ」の種類別行動者率(2021年)※2
図2 「サッカー」の行動者数及び行動者率の推移(1996年〜2021年)
※1 「スポーツ」には、職業スポーツ選手が仕事として行うものや、児童・生徒・学生が体育の授業で行うものは除き、クラブ活動や部活動は含む。
※2 行動者率が3%以上の種類を表章
※3 「サッカー」に関する主な出来事
Jリーグ開幕(1993年)、日本・韓国で2002FIFAワールドカップ開催(2002年)、日本女子代表が2011FIFA女子ワールドカップで優勝(2011年)、ロンドンオリンピックで日本男子代表が4位、日本女子代表が銀メダル(2012年)、日本女子代表が2015FIFA女子ワールドカップで準優勝(2015年)、日本男子代表が2018FIFAワールドカップでベスト16(2018年)、日本女子代表が2019FIFA女子ワールドカップでベスト16(2019年)、東京オリンピックで日本男子代表が4位、日本女子代表が8位(2021年)
年齢階級別にみると行動者率は10〜14歳が22.0%と最も高い。5人に1人が「サッカー」を行うとともに、同年齢階級で最も行われた球技種目
「サッカー」の行動者率を年齢階級別にみると、10〜14歳が22.0%と最も高く、およそ5人に1人が「サッカー」を行ったといえます。(図3)
図3 「サッカー」の年齢階級別行動者率(2021年)
また、「スポーツ」の種類別行動者率を年齢階級別にみると、10〜14歳では「サッカー」が球技の中で最も高い行動者率の種目となっているほか、10〜14歳、15〜19歳及び20〜24歳では上位10位以内となっています。(表1)
表1 「スポーツ」の種類、年齢階級別行動者率−上位10種類−(2021年)
男女とも年齢が高くなるにつれおおむね行動者率は低くなるものの、男性は30歳代後半から40歳代前半で、女性は30歳代から40歳代前半で少し高くなっている。
10〜14歳は男性、女性共に2021年の行動者率は1996年の半分の水準
「サッカー」の行動者率を10歳から44歳までの男女、年齢階級別にみると、男性は30〜34歳までは年齢階級が高くなるにつれて低くなるものの、35〜39歳及び40〜44歳では30〜34歳よりも高くなっています。女性は、25〜29歳までは年齢階級が高くなるにつれて低くなるものの、30歳以上では年齢階級が高くなるにつれて高くなっています。
また、1996年と2021年を比べると、10〜14歳では男性が1996年の62.1%から2021年は34.4%、女性が1996年の18.3%から2021年は9.0%となっており、男性、女性共に2021年は1996年の半分の水準となっています。(図4)
図4 「サッカー」の男女、年齢階級別行動者率(1996年、2021年)
男
2 地域別にみて
行動者率ベスト3は愛知県、神奈川県、茨城県
図5 都道府県別「サッカー」の行動者率(2021年)
表2 都道府県別「サッカー」の行動者率(2021年)
−上位10都道府県−
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