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平成30年5月15日
総務省
統計トピックスNo.110
統計からみたサッカーの状況−「2018FIFAワールドカップ」にちなんで−
(社会生活基本調査の結果から)
本年6月14日から7月15日にかけて「2018FIFAワールドカップ」がロシアで開催されます。そこで,昨年公表した平成28年社会生活基本調査生活行動に関する結果から,我が国のサッカーを行った人の状況について紹介します。
【用語】
- 行動者率…10歳以上人口に占める過去1年間(平成27年10月20日〜平成28年10月19日)に該当する種類の活動を行った人の割合(%)
1 スポーツ全体からみて
「サッカー」の行動者率は6.0%
「スポーツ」の種類別に行動者率をみると,「サッカー」は6.0%となっています。(図1)
図1 「スポーツ」の種類別行動者率(平成28年)
※行動者率が3%以上の種類を表章
注)「スポーツ」には,職業スポーツ選手が仕事として行うものや,児童・生徒・学生が体育の授業で行うものは除き,クラブ活動や部活動は含む。
10〜14歳の行動者率は26.4%で4人に1人がサッカーを行う一方,35歳以上では2.4%
「スポーツ」の行動者率を年齢階級別にみると,「サッカー」の行動者率は10〜14歳が最も高く,26.4%とおよそ4人に1人がサッカーを行ったといえます。行動者率は,年齢階級が高くなるにつれて低くなり,35歳以上では2.4%となっています。(表1)
表1 「スポーツ」の種類,年齢階級別行動者率−上位10種類−(平成28年)
2 野球と比較して
10歳代では「サッカー」,20歳代以降では「野球」の行動者率が高い
「サッカー」の行動者率を年齢階級別に「野球」と比べてみると,男女総数について10歳代では「サッカー」の行動者率が「野球」よりも高くなっていますが,20歳代以降では「野球」が「サッカー」よりも高くなっています。また,「サッカー」は年齢階級が高くなるにつれて低くなりますが,「野球」は同様に30〜34歳まで低くなった後,40〜44歳までほぼ横ばいとなっています。(図2)
図2 「サッカー」,「野球」の男女,年齢階級別行動者率(平成28年)
総数
男
女
過去20年間で行動者率の差は縮小
過去20年間の行動者率の推移をみると,「サッカー」は平成13年以降ほぼ横ばいとなっています。一方,「野球」では低下傾向となっており,平成8年には「サッカー」が「野球」に比べ6.4ポイント下回っていましたが,平成28年では1.2ポイントまで差が縮小しています。(図3)
図3 「サッカー」,「野球」の行動者率の推移(平成8年〜28年)
※「サッカー」に関する主なできごと
Jリーグ開幕(平成5年),日本・韓国で2002FIFAワールドカップ開催(平成14年),日本女子代表が2011FIFA女子ワールドカップで優勝(平成23年),日本女子代表がロンドンオリンピックで銀メダル(平成24年)
3 地域別にみて
行動者率ベスト3は神奈川県,千葉県,静岡県。関東及び東海で高い傾向
図4 都道府県別「サッカー」の行動者率(平成28年)
表2 都道府県別「サッカー」の行動者率(平成28年)
−上位10都道府県−
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