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4 労働力状態


外国人の労働力人口は83万7千人で我が国の1.28%を占め,労働力率(※1)は66.8%
(※1)15歳以上外国人人口に占める労働力人口の割合。労働力状態「不詳」を除く。
- 我が国に在住する15歳以上外国人125万4千人※2のうち労働力人口は83万7千人で,我が国の労働力人口に占める外国人の割合は1.28%となっている。また,外国人の労働力率(15歳以上人口に占める労働力人口の割合)は66.8%となっており,日本人の労働力率61.4%と比べると,5.4ポイント高くなっている。(表4,5)※2 労働力状態「不詳」を除く。
- 外国人の年齢別労働力率を日本人と比べると,20〜59歳の各年齢階級では外国人の方が低く, 15〜19歳及び60歳以上では外国人の方が高くなっている。この傾向は,男女とも共通している。(表5)
国籍によって大きく異なる女性の年齢別労働力率
- 男女,年齢別労働力率を主な国籍別にみると,男性の労働力率は総じて20〜59歳の各年齢階級で高く,山型又は台形を示している。中でもブラジル,ペルーなどは全体的に労働力率が高く,台形となっており,中国はややとがった山型で,かつ労働力率の頂点が低くなっている。
女性の労働力率をみると,国籍によって傾向が大きく異なり,フィリピン,韓国,朝鮮などは20〜24歳と50歳前後に労働力率の頂点が二つあるM字型となっている。ブラジルは男性と同様に全体的に労働力率が高くなっているのに対し,タイや中国は全体的に労働力率が低くなっている。また,インドネシアは男女共にM字型となっている。(図4)