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平成7年国勢調査従業地・通学地集計結果 結果の概要(要約)


平成9年3月28日公表
東京都,大阪府で高く,隣接県で低い昼夜間人口比率
○ 都道府県の昼夜間人口比率(常住人口100人当たりの昼間人口の割合)は東京都(124.2),大阪府(106.1)が高く, 東京都又は大阪府に隣接する埼玉県(84.8),奈良県(86.0),千葉県(86.3),神奈川県(89.4)の4県で低く, 90を下回っている(図1)。
図1 都道府県の昼夜間人口比率(平成7年) (エクセル:11KB)
東京都千代田区,同中央区,大阪市中央区などで昼間人口が減少
○ 東京都特別区部(23区)の昼夜間人口比率は千代田区(2732.9),中央区(1098.4),港区(589.2),新宿区(292.1)を中心に高い(図2)。
○ 昼夜間人口比率の高い市区町村は上位10位まではすべて大都市の区。そのうち東京都千代田区,同中央区,大阪市中央区など8区で昼間人口が減少(表1)。
○ 昼夜間人口比率が低い市区町村の多くは,近郊住宅地の地域(表1)。
表1 昼夜間人口比率の市区町村順位──常住人口5,000人以上(平成7年)(エクセル:18KB)
東京都特別区部,大阪市,名古屋市への流入人口の増加率は大幅に低下
○ 東京都特別区部を従業地・通学地として,特別区部以外の市町村から流入する15歳以上の通勤・通学者数(流入人口)は 369万人で,このうち,約8割は,東京都に隣接する3県(埼玉県,千葉県,神奈川県)に常住(図3)。
○ 東京都特別区部,大阪市,名古屋市への流入人口の平成2年〜7年の増加率は,昭和60年〜平成2年の増加率に比べ,いずれも大幅に低下(表2)。
表2 3大都市部への15歳以上流入人口の推移(昭和60年〜平成7年)(エクセル:11KB)
15歳以上の通勤・通学人口は6348万人,他県へ通勤・通学する者は引き続き増加
○ 15歳以上の通勤・通学者(6348万人)に占める他県への通勤・通学者(619万人) の割合は,約1割で,引き続き増加(図4)。
○ 他県への通勤・通学者の割合が高いのは,奈良県(37.5%),埼玉県(34.8%), 千葉県(32.1%)など(表3)。
○ 他県への通勤・通学者の3分の2は東京圏(埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県) に集中(図5)。
図4 従業地・通学地別15歳以上就業者・通学者の割合の推移─全国(昭和55年〜平成7年)(エクセル:553KB)
図5 3大圏域と3大圏域以外の他市区町村への15歳以上通勤・通学者数(平成2年・7年)(エクセル:15KB)
表3 従業地・通学地別15歳以上通勤・通学者数の割合─都道府県(平成7年)(エクセル:19KB)