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統計研修受講記(令和7年度 No.2)

令和7年度 「本科(総合課程)前期」を受講して

岐阜県環境エネルギー生活部統計課  水野  翔葵

 

   私は、統計課に配属されて4年目となる年にこれまでの統計業務を通して、培った知識と経験の集大成及び今後の更なる自己成長の機会として、本研修の受講を決意しました。統計(特に加工統計)に関する基礎内容については、ある程度習得しているという自負はあったものの、本研修には、統計データアナリストを目指す総務省統計局や統計センターを始めとした方々が多く受講されるという話を聞き、期待よりも不安の方が大きくありました。

 研修カリキュラムは、パッシブラーニングとアクティブラーニングがバランスよく取り入れられており、統計に必要な知識やスキルを幅広く身に付けることができる内容でした。パッシブラーニングでは、記述・推測統計、時系列・多変量解析、人口・社会統計といった統計学一般及び統計調査について学びました。また、統計から派生し、国民・県民経済計算、産業連関分析、消費・物価分析、ミクロ・マクロ経済学といった経済に関する内容についても学習しました。アクティブラーニングでは、個人研究やグループ演習を行いました。2か月間という短い期間でしたが、様々な内容に触れ、有意義な時間を過ごすことができました。

 本研修のカリキュラムを修了して、私が一番新鮮かつ魅力に感じたのは、個人研究とグループ演習です。個人研究では、これまで問題意識を抱いていた岐阜県における若者人口の転出に焦点を当て、「なぜ若者は岐阜県から離れるのか」をテーマに、仮説の検証と要因分析を行いました。先行研究や特性要因図をもとに、要因の仮説を立て、統計分析手法を駆使して、検証と要因分析を行いました。これまで統計解析ソフトを利用したことがなかったので、適切に分析を行えるのかという不安がありましたが、講師の御助言や御指導をいただき、個人的な見解を導くことができました。グループ演習では、各グループで社会・経済にまつわる調査背景をもとにテーマを決め、統計調査における一連のプロセスについて模擬的に行いました。具体的には、調査計画の策定、標本設計、調査票の作成、調査の実施、審査集計、結果の公表を行いました。私は、今まで一次統計よりも加工統計に接する機会が多かったので、統計調査の模擬実施における必要な知識や理解の乏しさを感じていました。そのような状況の中で、同じグループの総務省統計局や統計センターの方々に助けられながら、質の高い調査の実施に向けて、議論を交わし、演習に取り組むことができたことは大変貴重な経験になったと感じています。

 最後になりますが、本研修で御指導いただきました講師の皆様、最適な学習環境を御提供していただきました総務省統計研究研修所の皆様、共に学び、交流を深めた研修生の皆様に深く御礼申し上げます。

 

(統計調査ニュース 令和8年2月号より)

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