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統計研修受講記(令和7年度 No.1)

令和7年度 「人口推計」を受講して

厚生労働省・国立保健医療科学院 保健医療情報政策研究センター  星  佳芳

 

   私は、この度、2025年5月19〜22日に「人口推計」の研修を受講いたしましたので、その体験について記したいと思います。この研修は、厚生労働省を通して受講の機会をいただきました。受講者も、省庁の枠を超えて、様々な背景を持つ方々でした。

 私は、これまで、医学部の教員として、公衆衛生学のカリキュラムの中で、人口静態統計(国勢調査)や人口動態統計の講義を担当していた時期がありました。また、現在、所属している国立保健医療科学院(以下、当院)にて、自治体・保健所等から研修に来られる研修生の方の分析課題(保健統計・疫学関連)を支援する際には、常に、地域の人口問題が背景にあります。しかし、人口推計について、体系的に深く学ぶ機会を得たのは、今回が初めてでした。研修では、「日本と世界の人口動向と今後の課題」「人口分析」「人口の将来推計」「世帯の変動」「世帯推計」など、各分野の専門家の先生方から講義を受ける貴重な機会でした。また、Excelを用いて、実際に人口を推計する演習も行われました。講義資料は、大変、分かりやすく整えられており、私自身が日頃の業務で作成する講義資料を改善する上でも多くの示唆を得ました。

 久しぶりに資料を開いたところ、忘れかけている内容もありましたが、資料をPDFファイルとして、USBに保存して持ち帰ることが許されましたので、今後も繰り返し振り返り、最新動向情報を入手する基礎を教わったと思いますので、継続して学び、業務に生かしていきたいと思います。

 ところで、私が所属する国立保健医療科学院の前身である国立公衆衛生院には、かつて保健統計人口学部があり、その時代から在籍されていた先生方に研究等を御相談する機会もありました。平成8年に社会保障・人口問題研究所が設立され、現在も当院とは、共同研究が行われています。疾病構造・死因の動向や健康問題は、人口問題と密接に関連しています。統計研究研修所は総務省に設置されているとのことで、私が日頃扱っている保健医療情報に関する研究も、幅広い分野の知見を踏まえることの重要性を改めて認識いたしました。

 今回私は、通いで参加したため、寮に入られた方々との交流の時間を持てなかったことは残念でした。しかし、講義の中で、受講者の皆様が、普段の業務で人口問題とどのように関わっておられるかを順番に発言する機会があり、大変興味深く拝聴しました。時には、講師の先生の御自身のお仕事や研究に対する姿勢を語られる場面もあり、深く頷きながら楽しい時間を過ごすことができました。

 このように専門の先生方からの御講義を浴びるように受けられたことに深く感謝しております。この機会を与えてくださった統計研究研修所の皆様、そして当院の関係者の皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 

(統計調査ニュース 令和7年12月号より)

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