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カンボジア政府統計能力向上プロジェクト | |
平成17年4月10日 |
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カンボジア訪問記(その1) |
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筆者は、昨年10月、カンボジア政府統計能力向上プロジェクトを立ち上げるための調査団員として、 2週間ほどカンボジアを訪れる機会を得たので、そのときの様子や感想などを今後3回にわたって述べてみたい。 ちなみに、このプロジェクトは、総務省統計局が中心となって、カンボジア計画省統計局を支援しようというものであり、 2005年10月開始を目途に準備が進められている。 |
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写真1 左から右に流れているのがトンレサップ川、奥の方から手前に流れて来るのがメコン川である。二つの川は微妙に色が異なっている。この写真は、筆者が宿泊したホテルの窓から撮影したものである。 | |
宿泊したホテルから河岸と反対方向を見ると、プノンペンの市街地が広がっている。 平らな地形である上、高層ビルもないので、かなり遠くまで見渡すことができるが、山は見当たらない。 プノンペンの市街地は、東西に5km、南北に8kmほどで、南北に流れるトンレサップ川西岸に広がっている。 この市街地のほか周辺地域も含めたプノンペン市内には約100万人が居住しているが、都会の喧騒は感じられず、 比較的ゴミや汚れも少ない(写真2)。 |
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写真2 プノンペン市街地のトンレサップ川沿いにある王宮前の大通り。左側が王宮で、仏教建築の建物が見える。 | |
プノンペンは、北緯11度に位置しているので、もっと暑いかと思っていたが、それほど暑くは感じなかった。 幸運にも年間で最も涼しいといわれる涼季に入っていたようだ。涼季は、通常11月から1月までらしいが、 昨年は少し早く涼季に入ってくれたようだ。また、涼季は、乾季の一部でもあり、一度も雨に遭わなかったことが、 今回のカンボジア訪問を快適にした理由の一つであった。 |