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平成16年全国消費実態調査 主要耐久消費財に関する結果速報(要約)
平成17年7月29日 公表
1 所有数量が多いのは,ルームエアコン,カラーテレビ
- 平成16年全国消費実態調査で調査した主要耐久消費財のうち,二人以上の世帯について,1000世帯当たりの所有数量をみると,ルームエアコン(2,347台)が最も多く,次いでカラーテレビ注)(2,140台)となっており,これらの耐久消費財は1世帯平均2台以上を所有。
表1 主要耐久消費財の1000世帯当たり所有数量,増減率及び普及率 上位5品目〜二人以上の世帯〜
注) 平成11年は「プラズマテレビ」と「液晶テレビ」を「カラーテレビ」に含めて調査していたが,16年はこれらを別々の品目として調査している。そのため,増減率は算出していない。
2 携帯電話,パソコンなどの情報・通信関連耐久消費財の所有数量が大幅に増加
- 情報・通信関連耐久消費財の所有数量をみると,携帯電話(PHSを含む)は,平成11年の1,061台から16年には1,823台と71.8%増加,パソコンは,11年の485台から16年には999台と106.0%増加しており,ともに大幅な増加。
図1 情報・通信関連耐久消費財の1000世帯当たり所有数量の推移〜二人以上の世帯〜
3 情報・通信関連耐久消費財の所有数量はすべての年齢階級で増加
- 情報・通信関連耐久消費財について,世帯主の年齢階級別の所有数量をみると,平成11年と比べて,携帯電話(PHSを含む)及びパソコンともに,すべての年齢階級で所有数量が増加。特に60歳以上の階級で増加率が高い。
- 携帯電話(PHSを含む)及びパソコンは,ともに40歳台の所有数量が最も多い。
図2 世帯主の年齢階級別情報・通信関連耐久消費財の1000世帯当たり所有数量〜二人以上の世帯〜
4 ルームエアコンを2台以上所有する世帯の割合が増加
- 所有数量が最も多いルームエアコン(2,347台)について所有台数別世帯割合をみると,平成11年と比べて1台所有世帯,2台所有世帯の割合が低下したのに対し,3台以上所有世帯の割合は上昇している。なお,平成16年では4台以上所有している世帯の割合が最も大きい。
- 自動車は,平成11年と比べて1台所有世帯の割合が低下したのに対し,2台所有世帯及び3台以上所有世帯の割合が上昇しており,複数台を所有している世帯の割合が上昇。
図3 ルームエアコン及び自動車の所有台数別世帯割合〜二人以上の世帯〜
5 所有数量が多いのは,若年単身世帯では携帯電話,高齢単身世帯ではルームエアコン
- 30歳未満の単身世帯(若年単身世帯)の耐久消費財の所有数量を男女別にみると,男性,女性ともに携帯電話(PHSを含む)の所有数量が最も多い。
- 65歳以上の単身世帯(高齢単身世帯)の耐久消費財の所有数量を男女別にみると,男性,女性ともにルームエアコンの所有数量が最も多い。
表2 男女別主要耐久消費財の1000世帯当たり所有数量及び普及率〜単身世帯〜
6 パソコンの所有数量は関東及び近畿地方で多い
- 都道府県別にパソコンの所有数量をみると,神奈川県が最も多く,次いで東京都,福井県,滋賀県,愛知県,千葉県と続いており,関東及び近畿地方などで所有数量が多い。
一方,沖縄県が最も少なく,次いで長崎県,鹿児島県,高知県,熊本県,青森県など九州及び東北地方などで所有数量が少ない。
図4 都道府県別パソコンの1000世帯当たり所有数量〜二人以上の世帯〜