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平成14年全国物価統計調査 結果の概要〔小規模店舗編〕
5 パート・アルバイト比率による価格差
5-1 パート・アルバイト比率別店舗数
- パート・アルバイト比率が10%未満の店舗が、過半数を占めている。
- 一般小売店以外の業態では、パート・アルバイト比率が高い。
(1) パート・アルバイト比率別に店舗数の割合をみると、「10%未満」が56.5%と最も高くなっている。前回と比較すると、ほぼ同じ割合となっている。
(2) 業態別に分けて割合をみると、「一般小売店」では「10%未満」が62.8%と最も高い。一方、「スーパー」、「量販専門店」及び「ドラッグストア」では「50〜70%未満」がそれぞれ33.2%、32.6%、32.6%と最も高く、「コンビニエンスストア」及び「生協」では「70%以上」がそれぞれ51.2%、53.7%と最も高くなっている。
5-2 パート・アルバイト比率別価格差
- パート・アルバイト比率の高い店舗では、衣料品や食料品の一部が安い。
代表的な100品目について、パート・アルバイト比率が「70%以上」の店舗と「10%未満」の店舗の平均価格を比較すると、「70%以上」の店舗では衣料品で20%以上安い品目があり、食料品で10%以上安い品目がある。これは、大規模店舗と同様の傾向であるが、小規模店舗では、20%以上安い品目は限られている。