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平成14年全国物価統計調査 結果の概要〔特売価格編〕
1 特売実施率
- 特売実施率は、大規模スーパーで高く、小規模一般小売店では低い傾向にある。
- 食料品の特売実施率は、日用雑貨に比べ高い傾向にあり、牛乳の実施率は大規模スーパーでは、8割近くとなっている。
- 平成9年と比べて、特売実施率は低下している。
○ 図1-1及び図1-2は、食料品と日用雑貨に分けて、各品目の特売実施率を業態別にみたものである。
(1) 食料品については、「大規模スーパー」で実施率が最も高く、次いで「小規模スーパー」となっており、「小規模一般小売店」では低い傾向にある。
品目別にみると、「大規模スーパー」では、「牛乳」(77.6%)が最も高く、次いで「砂糖」(69.6%)、「食料油」(66.8%)、「鶏卵」(66.4%)などとなっている。「小規模一般小売店」では、「鶏卵」の24.5%が最高であり、他の品目は5〜20%程度となっている。

(2) 日用雑貨についても食料品と同様に、「大規模スーパー」で実施率が高く、「小規模一般小売店」で低い傾向にある。
品目別にみると、「ティシュペーパー」が「大規模スーパー」で65.1%、「大規模ドラッグストア」で51.7%であるほかは、50%を下回っており、食料品と比較して実施率は低い水準となっている。

○ 図1-3は、特売実施率が前回(平成9年調査結果)からどのように変化しているかをみるため、比較可能な品目のうち、特売実施率の高い「砂糖」、「食用油」及び「ヨーグルト」について比較したものである。
(3) 特売実施率は、「大規模スーパー」、「小規模スーパー」及び「小規模一般小売店」共に、平成9年に比べて低い水準となっている。