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平成14年全国物価統計調査 結果の概要〔大規模店舗編〕
4 パート・アルバイト比率による価格差
4-1 パート・アルバイト比率別店舗数
- パート・アルバイト比率が70%以上の店舗が約3割、50%以上ではは約6割を占めている。
- スーパー、量販専門店、ドラッグストア及び生協ではパート・アルバイト比率が高く、一般小売店及び百貨店では低い。
(1) 総数(大規模店舗全体)についてパート・アルバイト比率(*)別に集計店舗数の割合をみると、「70%以上」が30.1%、50%以上では58.0%を占めている。
(*・・・ 従業者数に占めるパート・アルバイト数の割合。なお、パート・アルバイト数は、8時間を1人として時間換算している。)

(2) 業態別にパート・アルバイト比率をみると、50%以上の店舗が「生協」では85.8%、「スーパー」では78.0%、「ドラッグストア」では63.6%となっている。
一方、「一般小売店」及び「百貨店」ではパート・アルバイト比率が低い店舗の割合が多くなっている。
4-2 パート・アルバイト比率別価格差
- 食料品や衣料品などでは、パート・アルバイト比率が高くなるにつれて価格が低下する傾向がある。
- パート・アルバイト比率が低い店舗と比べ、比率が高い店舗では、衣料品を中心に特に安い品目がある。
(1) パート・アルバイト比率による価格差の傾向は品目により異なるが、食料品や衣料品などでは比率が高くなるにつれて価格が安くなる傾向にある。

(2) パート・アルバイト比率が「70%以上」の店舗と「10%未満」の店舗について価格を比較すると、「70%以上」の店舗では衣料品などで20%以上安い品目がある。また、一部の食料品で10%以上安い品目がある。