ここから本文です。
1 人口総数
平成17年国勢調査による総人口(確定数)は127,767,994人 男性が62,348,977人(48.8%),女性が65,419,017人(51.2%)
- 平成17年国勢調査による10月1日現在の我が国の総人口の確定数は,127,767,994人で,前回の12年調査に比べ842,151人,0.7%増加している。人口増加率は昭和55年以降低下を続け,この5年間は調査開始以来最も低くなっている。(図1)
- 人口を男女別にみると,男性が62,348,977人,女性が65,419,017人で,男性が3,070,040人少なく,人口性比(女性100人に対する男性の数)は95.3となり,平成12年に比べ0.5ポイント低下している。
- 我が国の人口は,世界の人口64.6億人の2.0%を占め,中国(13.2億人),インド(11.0億人),アメリカ合衆国(3.0億人)などに次いで10番目となっている。(表1)
- 我が国の人口密度は343人/km2で,人口1千万人以上の国の中ではバングラデシュ(985人/km2),韓国(480人/km2),オランダ(392人/km2)に次いで4番目となっている。(表2)
1年前の推計人口に比べ2万2千人の減少,我が国の人口は減少局面に
- 1年前(平成16年10月1日現在)の推計人口(補間補正後)は1億2779.0万人となり,今回の国勢調査人口(1億2776.8万人)は,これを2万2千人下回っている。10月1日現在の人口が前年を下回ったのは,戦後初めてである。(表3)
(注)補間補正とは,平成12年国勢調査人口を基準として算出した平成17年10月1日現在の推計人口と平成17年国勢調査人口との差を,各月に均等配分して補正することをいう。
注) 上記平成13年〜16年,18年の推計人口は,平成18年10月時点の速報値であり,
平成18年の確定値はこちら
平成13年〜16年の補間補正値はこちら(PDF:27KB) - 人口の変動は,自然増減(出生者数-死亡者数)と社会増減(入国者数-出国者数)により生ずるが,このうち,人口動向の基調となる自然増減は漸減しており,我が国の人口は減少局面にあるとみられる。
東京都,神奈川県,沖縄県など15都府県で人口増加,32道県で減少
- 全国47都道府県のうち,300万人以上は10都道府県,200万人台が10府県,100万人台が20県,100万人未満が7県となっている。(図2)
- 人口増加率は東京都が4.2%と最も高く,次いで神奈川県が3.6%,沖縄県が3.3%となっており,15都府県で人口増加となっている。平成12年では約半数の24都府県で人口が増加していたが,17年では9県少なくなっている。
- 人口減少率は秋田県が3.7%と最も高く,次いで和歌山県が3.2%,青森県が2.6%となっており,32道県で人口減少となっている。
- 人口性比を都道府県別にみると,神奈川県が102.2と最も高く,次いで埼玉県が101.6,愛知県が100.6,千葉県が100.1となっており, 100を超えているのは,この4県となっている。一方,長崎県及び鹿児島県がともに87.8で最も低く,次いで宮崎県が88.7,高知県が88.8となっており,四国及び九州地方で人口性比の低い県が多くなっている。