ここから本文です。
平成13年7月
総務省統計局
国勢調査トピックス No.2


就業者数の増加率が高いのは
東日本では「その他の事業サービス業」(労働者派遣事業など)
西日本では「社会保険,社会福祉」(老人福祉事業など)
平成7年からの5年間で産業(中分類)別就業者数の増加率が高いのは全国では労働者派遣業などが含まれる「その他の事業サービス業」(36.1%増)、老人福祉事業などが含まれる「社会保険、社会福祉」(35.7%増)、ソフトウェア業などが含まれる「情報サービス・調査業」(30.5%増)の順となっている。
これを都道府県別にみると、「その他の事業サービス業」の伸びが第1位となっているのは山梨県(78.8%増)、宮城県(53.2%増)など12府県で、主に東日本に分布している。また、「社会保険、社会福祉」の伸びが第1位となっているのは奈良県(58.7%増)、兵庫県(57.0%増)など23府県で、主に西日本に分布している。なお、「情報サービス・調査業」の伸びが第1位となっているのは千葉県(39.6%増)及び東京都(37.4%増)のみとなっている。
なお、65歳以上人口の割合と「社会保険、社会福祉」の就業者数割合の関係をみると、高齢者の割合が高い県で「社会保険、社会福祉」の就業者数の割合が高い傾向にある。