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1 職 業


「サービス職業従事者」の増加率が最も高い
- 全国の15歳以上就業者(6298万人)を職業4部門(「農林漁業関係職業」,「生産・運輸関係職業」,「販売・サービス関係職業」及び「事務・技術・管理関係職業」)別にみると,「事務・技術・管理関係職業」が2235万人(就業者の35.5%)と最も多く,以下,「生産・運輸関係職業」が2069万人(同32.9%),「販売・サービス関係職業」が1605万人(同25.5%),「農林漁業関係職業」が315万人(同5.0%)となっている。
- 就業者を職業大分類別にみると,「生産工程・労務作業者」が1843万人(就業者の29.3%)と最も多く,以下,「事務従事者」が1206万人(同19.2%),「販売従事者」が949万人(同15.1%),「専門的・技術的職業従事者」が849万人(同13.5%),「サービス職業従事者」が556万人(同8.8%)と続いている。
- 職業大分類別就業者数を平成7年と比べると,「サービス職業従事者」が10.6%増と最も高く,以下,「保安職業従事者」が6.2%増,「専門的・技術的職業従事者」が6.0%増となっている。一方,減少したのは「管理的職業従事者」が32.2%減,「農林漁業作業者」が17.3%減,「運輸・通信従事者」が5.4%減などとなっている。
- 職業大分類別就業者の男女別割合をみると,男性の占める割合が高い職業は「運輸・通信従事者」(95.2%),「保安職業従事者」(94.9%),「管理的職業従事者」(88.8%)などとなっている。一方,女性の占める割合が高い職業は「サービス職業従事者」(64.7%)及び「事務従事者」(62.4%)となっている。
- 都道府県別の職業大分類別就業者の割合をみると,「生産工程・労務作業者」の割合が最も高いのは岐阜県(37.3%),「事務従事者」の割合が最も高いのは東京都(23.2%),「販売従事者」の割合が最も高いのは大阪府(18.3%),「専門的・技術的職業従事者」の割合が最も高いのは神奈川県(16.9%)となっている。