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1-1 総住宅数と総世帯数
総住宅数は5759万戸,増加率は6.9%
平成20年10月1日現在における我が国の総住宅数は5759万戸,総世帯数は4997万世帯となっている。平成15年と比べると,総住宅数は370万戸,6.9%,総世帯数は272万世帯,5.8%,それぞれ増加している。また,第1回調査が行われた昭和23年の総住宅数は1391万戸であったので,その後の60年間で4.1倍に増加している。
昭和38年以降の5年ごとの総住宅数の増加率をみると,38年〜43年,43年〜48年は20%を超えていたが,48年〜53年には14.1%と10%台に低下した。その後,8〜9%台で推移したが,平成10年〜15年には7.3%,15年〜20年には6.9%と低下している。また,総世帯数の増加率も同様の傾向となっており,昭和38年〜43年の16.0%から,平成15年〜20年には5.8%と低下している。
<表1-1>
1世帯当たり住宅数は1.15戸
総住宅数と総世帯数の推移を比較してみると,昭和38年までは,総世帯数が総住宅数を上回っていたが,43年に総住宅数(2559万戸)が総世帯数(2532万世帯)を27万戸上回った。 昭和48年には総住宅数(3106万戸)と総世帯数(2965万世帯)の差が141万戸となり,全ての都道府県で総住宅数が総世帯数を上回った。その後も総住宅数と総世帯数の差は拡大を続け,平成20年には総住宅数(5759万戸)が総世帯数(4997万世帯)を761万戸上回り,1世帯当たり住宅数は15年の1.14戸から1.15戸となっている。
<図1-1>