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家計消費状況調査(IT関連項目)平成20年 結果の概況
I 情報技術(IT)関連の機器・サービスの保有・利用状況
1 概要
(1)インターネットが利用できる機器のうち保有割合が最も高いのはパソコン
世帯全体において、インターネットが利用できる機器を保有している世帯の割合をみると、平成20年平均は63.9%で、前年に比べ1.8ポイントの上昇となっている。
また、インターネットが利用できる機器の保有状況(複数回答)をみると、パソコンが55.6%(機器保有世帯の87.0%)と最も高く、次いで移動電話機(携帯電話・PHS)が46.2%(同72.3%)などとなっている。これを前年と比べると、パソコンは2.1ポイントの上昇、移動電話機(携帯電話・PHS)は0.3ポイントの上昇となっている。(表1、図1)
(2)利用時間が最も長い通信手段の割合が最も高いのは光ファイバー回線
世帯全体において、インターネットを利用している(世帯が保有している機器による利用。ただし電話機での直接の利用は除く。)世帯の割合は49.6%で、前年に比べ3.7ポイントの上昇となっている。
また、利用時間が最も長い通信手段の割合をみると、光ファイバー回線が前年に比べ5.8ポイント上昇し19.4%(インターネットを利用している世帯の39.1%)と最も高く、次いでxDSL回線が16.3%(同32.9%)、ケーブルテレビ回線が7.8%(同15.7%)、ISDN回線が2.7%(同5.4%)などとなっている。(表2、図2)
(3)インターネットを通じて注文をした世帯の割合は上昇
世帯全体において、商品・サービスの購入(着信メロディのダウンロードなどは除く。)のためのインターネットの利用状況をみると、インターネットを通じて注文をした世帯員がいる世帯の割合は22.5%で、前年に比べ0.2ポイントの上昇となっている。
また、インターネットオークションを利用した世帯員がいる世帯の割合は5.5%で、前年に比べ0.3ポイントの低下となっている。(表3、図3)