Q8
次の棒グラフは、平成22年の沖縄県を除く46都道府県の成人1人当たりのワイン消費量(L)を表している。
この結果の中で、7.1Lの山梨県が最も多く、次いで東京都の6.7Lであり、最も少ないのは鹿児島県、佐賀県で消費量は1.0Lであった。この棒グラフから作成した46の都道府県のワイン消費量の箱ひげ図として、次の(1)〜(5)のうちから最も適切なものを一つ選べ。
A8
解説:
棒グラフから情報を読み取り、箱ひげ図をその情報を元に描けるかを問う問題である。
箱ひげ図はデータを小さい順に並べ、最小値、第1四分位数、第2四分位数(=中央値)、第3四分位数、最大値により作成する。箱は第1四分位数、第3四分位数により作り、中央値を中に示す。箱から最小値または最大値に線(ひげ)を引く。
与えられたデータをみると、最小値は1.2L、最大値は7.2Lである。また大きい方の2つの都道府県を除き、同様の値が続くため、データのばらつきは小さく、箱ひげ図の箱の大きさは狭くなることがわかる。また分布の中心は2L周辺であることも読み取れる。
- (1):
- 正しい。上にある観察を満たすのはこれだけなので正しい。
- (2):
- 誤り。分布の中心がずれているので誤り。
- (3):
- 誤り。箱が大きい。分布の中心がずれているので誤り。
- (4):
- 誤り。箱が大きい。分布の中心が若干ずれているので誤り。
- (5):
- 誤り。箱が大きい。分布の中心がずれているので誤り。
以上から、正解は(1)である。