A7
解説:
標本調査において、母集団と標本に関する問題である。
研究の対象となっており、無作為に抽出する対象となっているのが母集団であり、それから標本を選ぶ。ここで、母集団は「A県の高校のうち年度当初に視力検査を実施している高校の1年生男子」であり、また、標本は「無作為に抽出されたのは、その中の500名」である。母集団となる対象が誤っていると、標本が無作為に選ばれても意味がない。
- (1):
- 誤り。母集団、標本ともに誤り。全国の高校生全体を対象としてはいない。
- (2):
- 誤り。母集団、標本ともに誤り。A県の高校生全体を対象としてはいない。
- (3):
- 誤り。母集団、標本ともに誤り。A県の男子高校生全体を対象としてはいない。
母集団が違っているので、これに基づいて無作為に抽出しても、その500名には意味がない。
- (4):
- 正しい。母集団、標本ともに上で示した内容であるので正しい。
- (5):
- 誤り。母集団、標本ともに誤り。高校を対象としているのではない。
以上から、正解は(4)である。