株式会社データビークル 取締役 西内啓
医学の世界で生まれた「エビデンス」という概念は、教育・経営の分野にまで広がりを見せています。自分たちの経験、勘、あるいは有識者の意見だけで意思決定をすることと、エビデンスに基づいて判断することとは、何が違うのでしょうか。
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データ利活用を進めるにあたっての重要なポイントを、テーマ別に各分野の有識者や研究者が紹介します。
EBPM入門
株式会社データビークル 取締役 西内啓
医学の世界で生まれた「エビデンス」という概念は、教育・経営の分野にまで広がりを見せています。自分たちの経験、勘、あるいは有識者の意見だけで意思決定をすることと、エビデンスに基づいて判断することとは、何が違うのでしょうか。
海外動向
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)
経済政策部 主任研究員
小林庸平
エビデンスを作り、それを政策改善に活かす取り組みは、海外ではどのように実践されているのでしょうか。イギリスにおける徴税率アップの事例、シンガポールにおける中小企業の法律遵守の促進などの海外事例を見ながら、政策手段をより効果的なものに組み替えていくためのヒントを紹介します。
ミクロデータ応用
大学共同利用機関法人
情報・システム研究機構 理事
統計数理研究所長
椿広計
「ミクロデータ」は国民生活改善のための大きな可能性を秘めています。ミクロデータとは何か、それを利活用することによってどのようなメリットがあるのか、利活用のためのヒントを紹介します。
地域経済分析
岡山大学大学院・経済学部 教授 中村良平
地域経済は、どのように成り立っているのでしょうか?そして、地域の稼ぐ力や成長の原動力は、どのように見極めることが出来るのでしょうか?データの利活用によって客観的に地域経済を把握する方法やヒントをご紹介します。
医療・公衆衛生
筑波大学医学医療系・
ヘルスサービスリサーチ分野 教授
田宮菜奈子
急激に高齢化が進む日本の高齢者医療介護データは、他の国にはない世界唯一の宝物です。これまで医療研究の光のあたらなかった各制度の隙間も、データの力で明らかにできる可能性が。医療・公衆衛生分野におけるデータ利活用のヒントを紹介します。
地方公共団体
横須賀市経営企画部都市戦略課 政策研究員 鈴木栄之心
EBPMを推進した自治体のメリットは何か? 2018年に「地方公共団体における統計利活用表彰 総務大臣賞」を受賞した横須賀市が取り組んでいる事業効果の検証などについて、具体例をまじえ、紹介します。
データサイエンス
滋賀大学データサイエンス学部 教授 杉本知之
IT技術の進展に伴い、日々集積されていくビッグデータ、そしてAIの発達。今この時代に、データサイエンスは強く求められる領域です。データサイエンスの考え方や重要性、行政での事例、有効な推進方法のヒントなどを紹介します。
ナッジ
東北学院大学経済学部 准教授 佐々木周作
近年、政策現場で注目されている「ナッジ」。行動経済学の知見に基づく手法であり、金銭的インセンティブに頼らずに、人々や社会にとってより望ましい行動を選択しやすくすることを目的にしています。「ナッジ」の定義とともに、その具体例や政策に活用する際のヒントを紹介します。
ICT活用
一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事 関治之
行政はどのようにICT活用を行うべきか? 行政における課題解決方法は? 「テクノロジーで地域をより住みやすく」をテーマに組織の枠を超え、幅広く活動中の総務省地域情報化アドバイザーがICT活用に向けた考え方やポイントについて具体例をまじえ紹介します。
大学等との連携
つくば市 保健福祉部×筑波大学
つくば市では、保健福祉分野でのデータの利活用に取り組むため、任期付職員として地域医療に従事する医師を橋渡し役として雇用し、筑波大学との連携に取り組んでいます。大学等との連携について、他の自治体の参考になるポイントをご紹介します。
大学等との連携
長崎県 統計課×長崎大学
長崎県では長崎大学並びに大学の先生方が設立した地域ベンチャー企業と連携し、統計を使った施策立案の取組を進めています。大学等との連携について、他の自治体の参考になるポイントをご紹介します。