Q3
ある大都市で、市民スポーツセンターの利用者が多いことからスポーツセンターの大型化を計画している。そのため利用者数の予想を立てる必要が生じた。そこで利用者調査として、まず市内の区の人口に応じて区の確率比例抽出を行い、抽出された区について10世帯につき1世帯を調査する方法をとった。この調査法の枠組みとして最も適切なものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
A3
解説:
- (1):
- 誤り。単純無作為抽出法は、市内の世帯に番号をつけるなどし、調査に必要な世帯をランダムに抽出する。
- (2):
- 誤り。集落抽出法は、市内をいくつかの集まり(集落)にまとめ集落を抽出し、選ばれた集落に含まれる世帯はすべて調査する。
- (3):
- 誤り。層別抽出法は、世帯の属性(家族構成、職業、地域など)に合わせて層別し、各層から世帯を抽出する。
- (4):
- 正しい。まず、市内の区の人口に応じて区を確率比例抽出し、抽出された区の中から
の確率で調査対象世帯を選択しているので調査法は多段抽出法である。
- (5):
- 誤り。全数調査は市内の世帯すべてを調査することである。
よって、正解は(4)である。