Q10
わかなさんのクラスでは、「ゲリラ豪雨」と呼ばれる局地的な大雨の影響により、年間の降水量が増えてきているのではないかという話題について議論した。そこで、1880年から2012年までの東京の年間降水量を調べた。
年ごとの変化をみるために折れ線グラフを作成すると、次の図のようになった。
このグラフから読み取れることとして3つの意見が出た。適切な意見は(ア)〜(ウ)のどれか。適切なものを○、不適切なものを×として(ア)〜(ウ)の順に並べたとき、下の(1)〜(5)から最も適切なものを一つ選べ。
- (ア)このグラフからは長期的な傾向はわからない。
- (イ)降水量は常に増加傾向にある。
- (ウ)明らかに5年ごとの周期性がある。
A10
解説:
この期間全体でのはっきりとした増加傾向や減少傾向はみられないので(ア)は正しいといえる。同じ理由で(イ)は正しくないといえる。また、周期的な変動はとくにみられないので(ウ)は正しくないといえる。
したがって(1)が正解である。