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平成9年全国物価統計調査 結果の概要〔消費者物価地域差指数〕
1 都市階級別の物価水準
(3) 商品・サービス分類別指数
- 「サービス」は、「商品」に比べて格差が大きい。
ア 都市階級別の物価水準を商品・サービス分類別にみると、「商品」は大都市が104.8と最も高く、最も低い町村(96.7)との格差は8.1ポイントとなっている。一方、「サービス」は最も高い大都市が115.5、最も低い町村が89.4となっており、その格差は26.1ポイントと、「商品」に比べて大きくなっている。
図1-3 都市階級別指数(商品・サービス分類)
イ 「商品」と「サービス」の総合指数に対する寄与度をみると、大都市、中都市Iでは「サービス」が「商品」よりも大きな引き上げ要因となっている。一方、小都市III、町村及び小都市IIでは「サービス」が「商品」よりも大きな引き下げ要因となっている。
図1-4 都市階級別総合指数に対する「商品」と「サービス」の寄与度
ウ 「サービス」の内訳を総合指数に対する寄与度でみると、大都市では車庫借料や学習塾の月謝などの「個人サービス料金」が最も大きい引き上げ要因となっている。また、中都市I、中都市IIでも、「個人サービス料金」が最も大きい引き上げ要因となっている。一方、小都市III、町村、小都市II及び小都市Iでは、「個人サービス料金」は最も大きな引き下げ要因となっている。
図1-5 都市階級別総合指数に対する「サービス」の内訳別寄与度
注) 「公共サービス料金」及び「個人サービス料金」に含まれる品目については、「商品・サービス分類一覧表」(エクセル:27KB)参照