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平成9年全国物価統計調査 結果の概要〔大規模店舗編〕
4 パート・アルバイト比率による価格差
- 量販専門店の販売主力商品は、パート・アルバイト比率が高い店舗ほど安価になっている。
(1) 量販専門店について、価格と従業者に占めるパート・アルバイトの比率との関係をみると、ティシュペーパー、パンティストッキング、ドリンク剤、台所用洗剤など集客効果をねらった販売主力商品の価格が、パート・アルバイト比率が高い店舗で安くなっている。
(2) これらの品目について、パート・アルバイト比率が70%以上の店舗の平均価格を10%未満の店舗と比べてみると、ティシュペーパーが▲9.0%、パンティストッキングが▲6.6%、ドリンク剤が▲4.7%、台所用洗剤が▲4.1%低くなっている。
(3) なお、パート・アルバイト比率が50%以上の量販専門店の割合は41.5%となっている。
図4 量販専門店における価格とパート・アルバイト比率の関係
- 小売業の雇用者に占めるパートやアルバイトなど臨時・日雇の割合は、19.5%(平成9年)と他の産業[サービス業:12.5%、製造業:7.6%]に比べて高い。
- この割合は、前年(18.6%)に比べて0.9ポイント上昇している。
資料:労働力調査(総務庁)