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家計調査平成13年平均結果の概況(詳細編)III-3.(3)
(3)語学月謝,遊園地入場・乗物代,放送受信料など大幅に増加した品目がみられる月謝類,「他の教養娯楽サービス」
月謝類の内訳について1世帯当たりの支出金額の推移を平成7年を100とした指数でみると,語学月謝は,教育訓練給付制度が10年に開始され13年1月から支給額の上限が引き上げられたこともあって4,13年は前年に比べ9.9ポイントの上昇となった。また,珠算,習字やパソコン教室などの月謝を含む「他の教育的月謝」は,平成13年4月からの自治体によるIT講座の開始など,パソコンに対する関心の高まりなどもあって13年は前年に比べ7.0ポイントの上昇となった。
「他の教養娯楽サービス」の内訳について支出金額の推移を平成7年を100とした指数でみると,映画・演劇等入場料は7年以降上昇傾向を示しており,13年も夏以降話題の映画が相次いで上映されたこともあって前年に比べ3.4ポイントの上昇となった。遊園地入場・乗物代は平成10年以降3年連続で低下していたが,13年は新設大型テーマパークが人気を集め前年に比べ13.4ポイントの上昇となった。
また,CS放送やケーブルテレビの普及などにより,放送受信料が一貫して上昇しており,平成13年は前年に比べ5.8ポイントの上昇となった。インターネット接続料を含む「他の教養娯楽サービスのその他」は平成10年以降大幅な上昇が続いており,13年はADSLサービスの加入者の急増もあって前年に比べ9.6ポイントの上昇となった(図44)。