バブルチャート

特徴

 バブルチャートは、散布図を構成するデータに加えて、それに関係するもう一つの量的なデータを加え、円の大きさで表すグラフです。3つのデータの関係性について、一つのグラフで見ることができます。

バブルチャートの作り方

 以下の表は、平成28年に実施された「経済センサス-活動調査」の結果から、産業ごとの企業等数、売上金額、付加価値額を比較した表です。この表から、各産業の企業等数、売上金額及び付加価値額の状況を示すバブルチャートを作成します。

表 産業ごとの企業等数、売上高、付加価値額

産業ごとの企業等数、売上高、付加価値額

① 作成したエクセル表からグラフ作成に必要な数値を選択し、画面上部にある「挿入」タブから「散布図またはバブルチャートの挿入」⇒「バブル」か「3-D効果付きバブル」を選択します。ここでは「バブル」を選択しています。

図 バブルチャートの種類選択

バブルチャートの種類選択

② 縦軸、横軸及び面積に設定するデータを選択します。グラフエリアを右クリックして、「データの選択」を選択し、「編集」から各軸に割り振るデータをドラッグして選択していきます。

バブルチャートのデータの選択

図 バブルチャートのデータの選択

バブルチャートのデータの選択

③ 軸にマイナスの数値が表示されていたり、大きな桁を見やすいように修正する場合は、表示されたグラフの軸を右クリックして「軸の書式設定」から「軸のオプション」を選択し、「最小値」、「表示単位」を修正しましょう。

図 「レイアウト」によるグラフの修正

「レイアウト」によるグラフの修正

④ 表題、単位、出典元などの必要な事項を記載し、グラフのデザインなどを修正して完成です。

図 産業ごとの売上金額、付加価値額、企業等数

産業ごとの売上金額、付加価値額、企業等数

 このようにバブルチャートで表示することによって、製造業と卸売業・小売業の売上高及び付加価値額の合計額が高いことや企業数も多いことが分かります。