統計地図

特徴

 統計地図は地域ごとのデータを比較するのに用いられます。データをいくつかの階級に区分し地域を色分けする、各地域の上に棒グラフや円グラフ、絵グラフなどを重ね合わせるなど色々な方法があります。

統計地図の作り方

 国勢調査の結果から都道府県別の人口密度を示す統計地図を作成してみます。ここでは、MANDARAという無料の地図作成ソフトを使用します。

① MANDARAを起動し、「新しく地図データを作成」を選択します。

② 今回は都道府県ごとの人口密度を作成するので、都道府県境界ファイルのJAPAN.mpfzを選択します。

③ 国勢調査の人口密度の結果を貼り付け、「OK」を選択してください。必要に応じてタイトル、単位等を記載してください。

④ 分割数とグラデーションを設定して、「描画開始」をクリックします。 ここでは、表のデータを0~299、300~599、600以上の3つに区分して、各都道府県を色分けします。0~299は色塗りなし、600以上を最も濃い色にして塗ります。

図 都道府県別人口密度(1㎢当たり人口)

都道府県別人口密度(1㎢当たり人口)

 地図を見ると、首都圏や愛知県、大阪府、福岡県などの人口密度が高いことが分かります。
 この図では3つの区分に分けましたが、3つ以上にすることもできます。区分数が多くなった場合は色の濃さだけでなく、縞模様にするなどして区別するようにしましょう。あまり区分数が多くなると地図が見にくくなりますので、注意が必要です。

地図で見る統計(jSTAT MAP)

 統計局では、各種統計データを地図上に表示し、視覚的に統計を把握できる地理情報システム(GIS)を提供しています。
 地図で見る統計(jSTAT MAP)は、誰でも使える地理情報システムです。
 統計地図を作成する他に、利用者のニーズに沿った地域分析が可能となるようなさまざまな機能を提供しており、防災、施設整備、市場分析等、各種の詳細な計画立案に資する基本的な分析が簡単にできます。