2.調査の計画
ここでは調査の計画をどのように立てていけばいいのか見ていきましょう。

①調査の概要の作成
調査を計画するには、調査の概要を作成する必要があります。
調査の概要では、調査の目的・対象・時期・方法など検討することが色々あります。具体的な内容について見てみましょう。
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②調査票の作成
調査票は、質問文などを順序よく体系的に並べた用紙、または小冊子などのことです。調査票のできで、その調査の成否が大きく左右されるといっても過言ではないでしょう。
ここでは、調査対象者が自ら記入するタイプの調査票(これを「自計式」と言います。逆に、調査員などが対象者から聞き取って記入する場合は「他計式」と言います。)の例を中心に説明します。
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③試験調査
調査票を設計した後、可能であれば、予備調査という形で小さな集団を対象に実施してみて、回答者に誤解を与えないか、足りない情報はないかなどを検討し、調査票に修正を加え、本調査(実際の調査)を行います。
④仮説の検定
調査の計画とともに仮説の検討を行っておきましょう。仮説を検討する事で、分析の意義や目的をより明確にできるだけでなく、結果の発表を聞いている人や、分析を行っている自分自身の興味を引き立てることができます。
ただし、仮説の正否にこだわりすぎて、仮説のとおりの結果になるように調査の方法等を変更してしまっては、正しいデータが得られなくなってしまいますので注意しましょう。仮説が間違っていたという結果も、重要な発見であり、次の分析への出発点となります。