それでは、PPDACの各フェーズについて順に見ていきます。
実例として、滋賀県の「平成30年度EBPMモデル研究事業(*)」を紹介しつつ解説していきます。この事業は、滋賀大学データサイエンス学部と連携して行われました。滋賀県の庁内公募により決定したテーマは、女性活躍推進課の「滋賀県における女性の年代別労働力率(M字カーブ)の落ち込みの要因分析等」で、PPDACサイクルを活用した事例の一つとして、実際の過程が理解できるでしょう。
*総務省の「平成30 年度統計技術の研究及び統計情報の収集等のための業務委託(統計データ利活用推進業務)」を受けて行われた。本業務は、社会の情報基盤である統計データをさらに有効に活用するため、統計データの利活用推進を目的にしている。