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平成9年全国物価統計調査 結果の概要〔小規模店舗編〕
7 業態別にみた仕入先の違い
- 牛乳の仕入先は、コンビニエンスストアでは、他の業態に比べて卸売業者からの仕入れが少なく、本社・本部からの仕入れが多い。
- テレビの仕入先は、一般小売店では卸売業者、大規模スーパーでは本社・本部、大規模量販専門店ではメーカーからがそれぞれ最も多い。
- 口紅の仕入先は、一般小売店では、半数以上の店舗がメーカーから直接仕入れている。
- なお、同一業態における仕入先の違いによる販売価格の差は、ほとんどみられない。
(1) 牛乳の仕入先を業態別にみると、一般小売店は8割以上の店舗が卸売業者から仕入れている。コンビニエンスストアでは本社・本部からの仕入れが7割近くを占めている。また、小規模スーパー及び大規模スーパーは、一般小売店と同様に卸売業者からの仕入れが最も多くなっている。
(2) テレビについてみると、一般小売店は卸売業者から仕入れている店舗が全体の半分以上を占め、次いでメーカーからの直接仕入れが約4割となっている。また、大規模スーパーは本社・本部から仕入れている店舗の割合が最も高くなっているが、大規模量販専門店ではメーカーから直接仕入れが最も高くなっている。
(3) 口紅についてみると、 一般小売店は全体の半分以上の店舗がメーカーから直接仕入れている。また、大規模スーパーは本社・本部から、大規模量販専門店は卸売業者から仕入れている店舗の割合が最も高くなっている。