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家計調査平成14年平均結果の概況(詳細編)III-2
2.3連休とレジャー関連消費
3連休となる期間に突出するレジャー関連支出
近年,勤務制度における週休2日制の普及や,平成12年からの改正祝日法(1月の成人の日と10月の体育の日をそれぞれ当該月の第2月曜日に改正。いわゆるハッピーマンデー法)の施行及び平成14年4月からの完全学校週5日制の施行を受けて,休日及び祝日となる日が増えている。年間を通して3連休取得の機会は以前よりも多くなり,レジャー関連の支出を中心に消費が拡大することが期待されている。
そこで,宿泊料,有料道路料,文化施設入場料及び外食のレジャー関連項目について,3連休のあった平成14年4月,9月及び11月の各月の1世帯当たりの日別支出金額を1日当たり平均を100とした指数でみると,これらの項目はいずれも土日に支出が増加するが,3連休となる期間には大幅に増加している。旅行時に支出されることの多い宿泊料,有料道路料及び文化施設入場料は,ほぼすべての月で3連休となる期間に支出が最大となっており,200を超える水準となっている。また世帯の外出の機会が増えていることなどから,外食についても3連休となる期間に支出が最大となっている(図35)。
なお,パック旅行費は支払いの時期と実際の旅行期間とが一致せず,日別の支出をみるのに適さないため,レジャー関連項目から除いている。