統計はどうみるの? | 観察テラス

平均じんって何だ?
〜データの特徴をとらえよう〜

データ読み取るためによく使われるのは平均値ですが、それだけで全体を代表する数字といえるでしょうか?あるクラスの50メートル走のタイムを例に考えてみましょう!

インタラクティブストーリー

エーアイキャット こんちはニャーン!
データからいろんなことが分かるよニャ。でもそれぞれのデータの特徴をとらえるには、何を見ればいいんだろニャ?

エーアイキャット Q1:とつぜんだけど「平均じん」って聞いたことあるかニャ?

あなたはい

エーアイキャットさすがだニャ。みんなより一歩先をいっているニャ。

エーアイキャット: 平均値じゃない平均じん!平均じんというのは、統計の平均的な値ですべてできている架空の人のことなんだニャ。
でも、統計は平均値だけじゃ全体の様子をうまく表せないことがある。なんで?ってことで、“なるほどクーイズ!”

エーアイキャット Q2:クラスでいちばん速く走れる人を思いうかべてニャ。
その人のタイムは、クラス全体の50メートル走の能力を表しているかニャ?

あなたいいえ

エーアイキャット当たりニャ!

エーアイキャット: 一番速い人が、クラス全体の能力を表しているわけじゃないよニャ。

エーアイキャット Q3:じゃあ、クラスみんなで50メートル走をして、平均タイムが12秒だとしたら、それってどういうことニャ?

あなた速い子もおそい子もいる

エーアイキャット当たりニャ!

エーアイキャット: 平均値が全員のことを表しているわけではニャい。例えば、クラスの3人が10秒、2人が15秒というタイムだったら、平均値は12秒になるよニャ?

エーアイキャット Q4:じゃあ、もしも、クラスにオリンピック選手が1人入ったら、平均タイムはどうなるニャ?

あなた速くなる

エーアイキャット当たりニャ!

エーアイキャット: 平均タイムは速くなるけど、これは、平均値に「外れ値」という、かけはなれたデータが大きく影響するからなんだニャ。全員が速くなるわけじゃニャい。

エーアイキャット Q5:うーんと、クラスのタイムを表す値は、ほかにもないかニャ?

あなた中央値

エーアイキャット当たりニャ!

エーアイキャット: 中央値は、例えば5人を並べてはしから数えた3番目、ちょうど真ん中にくる値のことニャ。
平均値以外にも、この中央値や最頻値を使って、データの分布をくわしく見ることができるんだニャ。

エーアイキャット Q6:じゃあ、最後のクイズ。みんなで10人のクラスとして、クラスの平均タイムよりおそいのに、3番目に速い人ってありえるかニャ?

あなたはい

エーアイキャット当たりニャ!

エーアイキャット: 例えば、1位が6秒、2位が10秒、3位が14秒、4位〜10位が15秒だったとするニャ。
この場合の平均は13.5秒になるニャ。確かに3位の14秒は平均よりおそいことが分かるニャ。

エーアイキャット: 統計はいろいろなことを教えてくれるニャ。平均値だけでは全体を理解できないこともあるけど、もっとよく知るために中央値や最頻値があるわけだニャ。
ではまたニャーン!

エーアイキャット 統計はいろいろなことを教えてくれる。なるほどと思ってもらえたかニャ?
動画も見て、またいっしょに学ぼうニャ!

動画など

説明動画はYouTube統計局チャンネル(外部サイト)で見られるニャ!