絵グラフ
特徴

絵グラフは、各項目に関係するイラストなどを利用して、グラフ化する手法であり、利用者に何を表したグラフなのかをより分かりやすく説明することができます。
絵グラフの作成方法
下の表は、ある年の世界の自動車メーカーの生産台数について上位5つをまとめたものです。
表 世界の自動車メーカーの自動車の生産台数

※仮想のデータを使用しています。
このようなデータを表すためには、単にまとめるだけでなく、テーマに関連した絵を用いてグラフに表すことで、他の人に調べた内容を伝えやすくすることができます。
絵グラフに用いる絵は何でもよいのですが、調査結果が伝わりやすいように内容に沿うものを選ぶべきでしょう。
ここでは車の絵を使用します。
台数の分だけ車を並べることは不可能ですので、100万台あたり1つで車を並べることにします。縦軸にメーカーを、横軸に沿って車を並べることで次のグラフができます。並べられた長さ、又は車の絵の個数が台数の多さを表しています。
図 世界の自動車メーカーの生産台数の絵グラフ

絵グラフの比較
絵グラフでは、絵の大きさで量などを表現する場合、絵の高さではなく、絵の面積でその数値を表す必要があります。
たとえば、コンピュータ200台と800台の絵グラフを作成する場合は、800台の絵は200台より縦4倍、横4倍にするのではなく、以下の図のように縦2倍、横2倍として、面積が2:8とならなくてはなりません。
図 面積で数値を表す絵グラフ

絵グラフはこのほかにも様々な方法でグラフ化することが可能ですが、絵の形や色によっては、実際の数値とかけ離れた印象や誤解を受けることがあるため、絵グラフを作成する時や見る時は、注意する必要があります。