2 統計のできるまで

 皆さんは、“統計”がどうやってできるのか知っていますか? 一口に“統計”と言っても、いろいろな種類がありますが、ここでは国勢調査や家計調査、労働力調査のように、統計をつくることを目的に行う統計調査の流れを追って、統計のできるまでを見てみましょう。

 統計調査の流れは、大きく「調査の企画や設計」、「調査の実施」、「調査結果の集計」、「調査結果の公表」の4つの段階に分かれています。

1. 調査の企画や設計

  まず、どのような目的で統計をとるのか、また、そのためにはどのような方法で調査を行うのかなど、意見を出し合って十分に考えます。それから、どのような人たちに、どのようなことを聞いたらよいかも考えます。
 様々な人に協力してもらわなくてはならないので、しっかりと計画を立てて、十分な準備をします。

2. 調査の実施

 つぎに、計画したとおりに調査を行います。
 聞きたいことが書かれた用紙(調査票)を配ったり、答えを書いてもらった用紙を集めたりします。調査票に記入された答えが間違っていないか確かめたり、調査票の整理整とんも行います。

3. 調査結果の集計

 まとめられた調査結果は、コンピュータを使って何度も計算したり、多くの人たちが確かめるなどして集計されます。

4. 調査結果の公表

 調査結果の集計が終わり、データから分かることを読み取って、新聞やテレビ、インターネットなどで発表します。

 

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