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統計研修受講記(平成24年度 No.4)

特別講座「政策と統計」を受講して

横浜市政策局総務部統計情報課  脇 堅吾


  本市統計情報課では、行政施策の立案や市民・企業の合理的な意思決定基盤として大いに役立つ統計情報を充実させることを方針の一つとしております。 「政策と統計」のテーマは、庁内外における統計情報の活用に資するものと期待して受講し、講義内容は期待どおり有意義なものでした。

  まず講義構成についてですが、5人の講師による各講義は独立・完結しているものの、総論と各論の関係にあって密接に関連しており、政策と統計に対する受講者の理解を助ける配慮を感じました。

  「政策形成における統計の役割」の講義は総論に当たり、変革期にある統計行政に求められている統計情報の分析力・発信力への期待を再認識しました。 また、社会情勢を背景とした人員削減や経験・知識の継承の難しさといった課題と、これに対する各都市の取組例はとても参考になりました。

  「行政評価の現状と課題」では、評価結果がマネジメントに充分活用されていない現状や、評価疲れといった課題の解説と、評価の観点は一つではなく、いわゆる成績評価のみならず、進捗度や効果測定の観点でも用いられることを講義いただきました。 特に評価の観点については、評価といえばすなわち成績と考えていたので、実際に実施されている評価の中心は業績測定であり、 むしろPDCAサイクルを回すためのマネジメント指標と捉えたほうが近かったのは意外でした。 他方、評価の目的が曖昧であると行政評価は充分に機能しないという解説は、現状の課題と解決方法のヒントを同時に与えられたようで、すとんと腑に落ちてきました。

  「行政評価における統計データの見方・使い方」以降はいわば各論でした。 国や地方自治体、更には経済誌に掲載された実例を交えるなど、具体的かつ実践的な説明は、理解の深化と新たな気づきが得られ、収穫の多い講義でした。

  「政策分析のためのデータ解析」で紹介いただいた行政評価局による政策評価の例は、ここまでの講義を踏まえると、その有意義性と併せて課題の部分も感じ取ることができ、視野が広がったと思います。

  最後の講義である「アンケートの調査・集計・解析」は、エクセルを用いた演習により、調査に適した標本数の算出やクロス集計、散布図作成など、すぐに使える実践的な内容ばかりでした。

  以上、本講義では政策を評価するツールとしての統計について学びましたが、評価目的に応じて評価対象や統計の使い方が変わるのだと思いますので、今後この点も講義に入れていただけると幸いです。

  最後に、熱心に講義いただいた講師の方々、細やかに配慮くださった事務局の方々に感謝するとともに、早速庁内で講義の情報共有の場を設け、活用につなげたく思っています。ありがとうございました。

(統計調査ニュース 平成25年2月号より)

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